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  • バードコンサルティング株式会社

承継事例1. 医療法人(病院)のケース

更新日:6月16日




承継理由:後継者問題の解決

承継形態:M&A・第三者承継


#承継方法の選択肢は柔軟に検討しましょう


知り合いの先生からのご紹介で病院のA理事長が私のところへご相談に来られました。


お子様は医師でしたが、継がれる意志はないので病院を誰かに譲りたいとのこと。

ただ、病院以外にも介護事業を複数運営されておられる「持分あり医療法人」でしたので

最初に思ったのは、継承開業を希望されている勤務医の方は難しいなということでした。

何故かといいますと、無床クリニックでも経営者となるのに四苦八苦するのにいきなり病院+介護事業だと手も足もでないでしょうし、そもそも資金調達ができないでしょうから。


したがって、ある程度の規模の先で幾つかの候補先に打診してみたのですが、竿に短し襷に長しの例えのように中々丁度いいお相手がみつかりませんでした。


結局、現実的な妥協策として、病院と介護事業を別々に承継することでお相手先をみつけることができました。


運営主体は病院と介護事業とで別々となりましたが、協力体制を変えないということで、患者様、ご利用者様、スタッフの方々もご安心されたようでした。

医療と介護を複合的に運営されているところは、全体を承継するという選択肢だけではなく、柔軟に選択肢を拡げることも大事ではないでしょうか。



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